肥満合併症治療入院

 愛誠病院健康管理センターが行っている毎年12万人以上の健診で、40〜50歳代の肥満の割合は約35%です。痩せればいろいろな体の訴えや不調が改善するとわかっていながら、それを実行できません。太り過ぎは早死にであるということを漠然と理解していながら、肥満解消に踏み出せません。特定保健指導を行ってもその効果は限られています。そこで、正しい肥満解消の指導と現存病変の発見・治療を行うために肥満合併症入院プロジェクトを立ち上げました。


ダイエットだけの入院は対象になりません。BMIが25以上で、下記の10疾患群のいずれかひとつ以上が認められる方が対象です。(BMI =体重÷身長÷身長)
10疾患 耐糖能異常、脂質代謝異常、高血圧症、尿酸血症、脂肪肝、冠動脈疾患、脳梗塞、骨関節疾患、睡眠時無呼吸症候群、月経異常
      ※上記の合併症が認められない場合は、保険適応となりません。

まず、おへその位置でウエストサイズ(腹囲)を測ってみましょう。男性85cm以上、女性で90cm以上は要注意!
ウエストサイズが基準値をオーバーし、以下の項目のうち、2つ以上該当でメタボリックシンドロームです。チェックしてみましょう。
脂 質
中性脂肪値が150mg/dl以上、HDLコレステロール値が40mg/dl未満、またはその両方。
血 糖
空腹時血糖値が110mg/dl以上
血 圧
収縮期血圧が130mmHg以上か、拡張期血圧が85mmHg以上またはその両方に当てはまる。

同じ体重でも、身長の違いによって肥満の程度が違います。この体重と身長の関係から肥満度を見るのがBMIで、以下の方法で算出できます
BMI=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)
例) 身長165cmで、体重67kg
BMIは67÷1.65÷1.65=24.61
この人のBMIは24.61となります。
BMI値18.5〜24,9が正常で、25以上を“肥満”、18.5未満を“やせ”と判定します。

基本的に7泊8日の入院です。
火曜日入院で、翌週の火曜日に退院です。(適宜変更可能)
管理栄養士が専門家の立場からお話しをします。
管理栄養士の説明がわかりやすくなるようなDVDや本が用意してあります。
実際のお食事でカロリーの計算練習や、美味しく食べる、美味しく作るコツを学んでください。
食生活の管理を一生行う必要があると理解してください。
○○ヶ月□□ダイエットなどは、まったく意味ながないと体感してください。
リバウンドは痩せ難い体を作っていることを納得してください。
外食のカロリーがどれだけ高いかを知ってください。
150キロカロリーの食品や飲料を覚えましょう。
運動は健康維持に大切であることを理解してください。
運動だけで痩せることは通常は不可能であることを腑に落としてください。
風光明媚な石神井川の散歩などを毎日行いましょう。
現在すでに病気のある方は、その病気を正しく理解しましょう。合併症は減量で改善することを納得しましょう
肥満症はいろいろな病気の大きなリスクファクターです。隠れた病気を見つけましょう。どの程度の運動を行って差し支えないかを医学的に診断しましょう。なんとなく不調な原因を調べましょう
CTスキャンで内臓脂肪を正確に測定しましょう。健診で要チェックと指摘されているものは、しっかりと検査しましょう。
【当院で出来る検査】
CT/MRI/採血/PWV(血圧脈波検査)/胃・大腸内視鏡検査/骨粗鬆症/レントゲン撮影/
SAS(睡眠時無呼吸検査)
【当院で出来る治療】
内視鏡下胃内バルーン留置術
肥満症の治療には食事療法や運動療法、薬物療法がおこなわれますが、効果が得られない場合の選択肢として、内視鏡下バルーン留置術があります。




電 話 番 号  03-3961-5351

※ 初診の方は、基本的に火曜日の漢方内科を受診してください。